2009/05/05

火車

●休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

宮部みゆき 新潮文庫 857円+税

☆宮部みゆき女史は好きな作家なので、評価甘めで。
個人的には物語のおもしろさって言うより、
ミステリーの書き方にこういう手法があるのか、
ということのほうに感動しました。
 でもストーリーも引き込まれるものがあり、ラストは圧巻。
え!この先どうなるの!?というラストなのに、
すっきりした読後感を残せるのが見事です。

火車 (新潮文庫)
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宮部 みゆき
新潮社
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