内容(「BOOK」データベースより)
天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。
『白夜行』と同じく、女性の書き方の下手さが、
またリアリティを消してしまってます。
花岡靖子って、見た目が美人であるということ以外に、
どこに魅力があるのかわかりません。
一目惚れってそんなもんだと言ってしまえばそれまでだけど、
そのときの描写をもっと上手にやれば良かったのに。
トリックやストーリーはおもしろかったです。
アンフェアだとも言われているそうですが、そうでもないんじゃないかな。
東野圭吾氏の本は、おもしろいのに物足りないっていう感覚が毎回あるんですなあ。
都筑道夫や宮部みゆきなど、細かい描写からリアリティを出す作家が好きなので、
そういう描写を避ける東野圭吾氏は、ちょっと好みじゃないんだな。
ベストセラー作家の書く文章や技法を知るのが目的で読んでます。
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