さて、今回はゴルの技術etcです。
●科学技術
ゴルの世界 The World of Gor 2 でも書いたように、ゴルの神官王は地球をはるかに越える科学技術を持っています。
だから民間人も地球より進んだ技術を持っているか、と言うとそうではありません。
神官王により、技術の進歩を制御されているからです。
戦争をするにしても、武器や防具は剣・弓・槍・盾・兜。銃の開発などは認められていません。
隠れて開発しちゃう人もいるけど、ほぼ確実に見つかって火刑にされます。
地球にある物を見ればわかりますが、大体のものは軍事目的で開発・発見されたものが応用され、便利な物が作られて行くわけですから、ゴルの民間人レベルでは、科学技術がなかなか発展しません。
それでも自転車や腕時計、化学繊維くらいはあっても良さそうなのに、無いようです。
●地球の文化に例えると?
剣闘士のような闘技も楽しまれてるし、文化的には古代ローマ時代で止まってる感じです。
●インフラ
電気・ガス・水道などのインフラも整っていないようですが、裕福な家には電灯と蛇口はあるようです。
でも電池のようなものはあるみたい。
照明はタルラリオンランプが一般的で、タルラリオンオイルを燃料としています。
●医療
その代わり医療は発展していて、ダル=コシス病という病気以外は、全て治療法が見つかっています。
「安定血清」で老化さえも止めます。
ゴルに老人がほとんどいない理由は、安定血清を接種してるからなんですね。
たまに安定血清が効かない人もいるようです。
みんな老化しないってことは、人口が増加しすぎないんだろうか… と思うんですが、そこは小説だから触れちゃいけないのかもしれない。
ダル=コシス病、別名<聖なる病>は感染力が強く、必ず死に至る病気です。
空気感染のようです。
キャリアは<悩める人>と呼ばれ、服の色は黄色と決まっています。
<建築家階級>の黄色とどう違う色合いなのかは不明です。
この病気に罹ったとわかった時点で、死亡扱いとなります。
病で家には居られなくなり、放浪する者も居れば、 <ダル=コシスの孔>に隔離されることを望む者もいます。
一度入ったら出ることは許されません。
食料はタルンで上空から投げられて配給があります。
治療法が見つかっていないのは、 <導師階級>が神官王が与えたもうた病だから、治療法を研究してはいけないと主張し、研究者の殺害を指示することもあるからです。
(でも神官王の御技ではない模様)
アルの軍司令官(ウバル/Ubar)のマルレヌスより、アルのフラミニウス、トレヴェのヴィカたちの研究に許可が出ているので、治療法が見つかる日も、来るかもしれませんね。 長くなったので、今回はここまで!
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