出版社/著者からの内容紹介
さらし首の名所暗闇坂にそそり立つ樹齢2千年の大楠。
この巨木が次々に人間を呑み込んだ?
近寄る人間たちを狂気に駆り立てる大楠の謎とはなにか?
信じられぬ怪事件の数々に名探偵御手洗潔が挑戦する。
だが真相に迫る御手洗も恐怖にふるえるほど、事件は凄惨をきわめた。
本格の旗手が全力投球する傑作。
映画化の話はどこへ行ったんだ?
ということはさておき、乱歩を思わせるような禍々しさです。
島田荘司先生ってこういうのも書けるんだね。
今回はわたし好みのワクワクする展開ではなかったけど、
構成やストーリーはおもしろく盛りだくさんで、アクロバットなトリックも
島荘だわぁ!的な満足感があります(笑)
御手洗シリーズで初めての海外シーンが出てくるのと、
シリーズの準レギュラーとなる松崎レオナが初登場。
レオナはミタライアンの女性にはあまり人気がないみたいですが、
わたしは好きです。
石岡君が御手洗さんの保護者だとしたら、レオナは理解者。
この作品では御手洗さんの新しい一面も見られます。
カズミストには少し物足りないかも?
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