出版社/著者からの内容紹介
嵐の夜、マンションの11階から姿を消した男が、13分後、走る電車に飛びこんで死ぬ。しかし全力疾走しても辿りつけない距離で、その首には絞殺の痕もついていた。男は殺されるために謎の移動をしたのか?奇想天外とみえるトリックを秘めた4つの事件に名探偵御手洗潔が挑む名作。
御手洗潔シリーズ3作目の短編集です。
数字錠
疾走する死者
紫電改研究保存会
ギリシャの犬
の4編。
「数字錠」では、御手洗さんと石岡君がコーヒーを飲まなくなった理由がわかります。
「疾走する死者」では御手洗さんのギターの天才的腕前が、
「紫電改研究保存会」では島荘の極左ぶりが(笑)、
「ギリシャの犬」では御手洗さんの犬好きぶりがわかります。
今回はトリックがどうこうというより、御手洗さんがどういう人かわかるという点が
おもしろい作品です。
でも今回もトリックはアクロバティックです。
作者のあとがきとして、「新・御手洗潔の志」というのが載っているのですが、
わたしは島荘が何を言っているのか、さっぱりわかりません(笑)
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