2010/11/07

ゴルの虜囚 77 【CAPTIVE OF GOR】

<反地球シリーズ>
ゴルの虜囚
ジョン・ノーマン

7. 他の女たちと、北方へ連れて行かれる(13)


 この世界の男の性質について、恐らく十分に説明していなかったと思います。地球の男とは全然違います。概して体が大きく、たくましく、雄々しく、自信に満ち、頑固で、力強い男である場合が多いです。さらに大きな違いは、大きさやたくましさではなく、気質や心理の面です。異なった文化変容を遂げています。たとえば、女を奴隷にするのを認め、受け入れ、良しとする世界に生きています。美しい娘が奴隷となり奴隷の衣服をまとうことにより、その肢体や美しさを十分にあらわにし、首輪をはめられているのにも見慣れています。奴隷娘を見たら腕に抱きたいと考えるのは言うまでもなく、そのときほど男らしさに火がつくものはありません。この世界では、男がそれが当然だと全然考えもせずに思っているのは、驚くべきことではありません。たいてい、女を見たら自由な女であっても、奴隷としての価値があるかどうか、<オークションのストック>として価値かあるかどうか、カウチの脚の奴隷のリングの装飾品としてか、のたうつ<首輪の付いた肉体>として見るのです。ゴルの男が支配することの点から考えるのは、驚くことではありません。

 それが彼らの文化です。男らしさを放棄することは絶対にしてきませんでした。自然な生物学上の支配力を手放すことはありませんでした。このゴルの文化は、本質を否定せず、受け入れ、喝采し、楽しみ、高めていきます。

 男の前で鎖につながれひざまずいていると、わたしは商品だ、わたし、エレノア・ブリントンは売りに出されている。わたしが買われるかもしれない。何度も何度もこの考えに打ちのめされました。

 それにゴルの男だから、わたしを、エレノア・ブリントンを、経歴や育ち、教養や素養、富や地位と名誉で見てはくれません。首輪や慰みものとして見るんだ!

 そしてもしこの男がわたしを買ったら、この男に仕えなければならないんだ。そして完全になるんだ、<彼の奴隷>に。

 恐ろしくて、気持ちが沈み、血の気が失せました。立ち上がって泣き叫び、鎖を荒々しく引っ張り走りたい気持ちでした。そうしているうち、彼はもはやわたしの前にはおらず、次の女を検分していたので、言葉も出ないほど安心しました。「買ってください、ご主人様」と言っているのが聞こえました。わたしは体が震えてきました。男は鎖の九番目につながれた、別の娘の前に立ち止まっていました。 男は鎖を横切ると、わたしの前に戻ってきました。まるで体が木になったようで、目を合わせることも出来ませんでした。恐ろしくて、「買ってください、ご主人様」と繰り返すことも出来ません。男は九番目の娘の前へ行き、その娘を買いました。ターゴはその日の午後で二人売りました。お金が渡されて、九番目の娘が鎖から外されました。彼女は買い手の前でかかとにお尻を付けてひざまずき、頭を下げ、縛ってくれと言うように腕を伸ばして手首を交差させました。新しいご主人様への服従です。男は彼女に奴隷の手枷をつけて両手首を縛り、首に紐をつけ、その紐を荷車の脇に留めました。彼女はご主人様に手を触れたかったようですが、手でぴしゃりとはねのけられました。彼女はおどおどしながらも、嬉しそうです。彼女がご主人様に所有されるまでには長くかかりました。男の物になるのはどんな感じだろう。わたしは身震いしました。買われた娘は隊商が動くまで荷車の陰にひざまずいていました。それから立ち上がり、荷車の脇を引かれて歩いて行きました。彼女は一度振り返り、手枷をはめられた手を上げました。わたしたちは彼女に手を振りました。彼女は幸せそうでした。



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訳者の言い訳と解説


 以前、エリノアよりエレノアのほうが良いというアドバイスをいただいておりました。

修正するには既に翻訳が進みすぎていたので、諦めたのですけれど修正することにします。

カタカナのエリノアとエリ=ノ=アでは、ゴルなまりの雰囲気が出ないのが理由です。


 "かかとにお尻を付けてひざまずき、頭を下げ、縛ってくれと言うように腕を伸ばして手首を交差させました。"

このポーズは、ご主人様に服従を誓うポーズで、

submission(サブミッション)と呼ばれます。

現実のゴル系BDSMプレイでも使われる用語です。

試験に出ますから覚えてくださいね。

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