2012/01/16

ゴルの虜囚 113 【CAPTIVE OF GOR】

<反地球シリーズ>
ゴルの虜囚
ジョン・ノーマン

9. 小屋(3)

「仲間に入れてください」

しんと静まり返った。

「森の女は奴隷など受け入れぬ」

ヴェルナは威厳を持って言った。

「わたしは奴隷娘じゃないってば!」

ヴェルナはわたしを見据えた。「われわれが何人いるか数えろ」

「15人です」

「我が部隊は15人だ。養うにも、森に潜伏するにも、
目が行き届いてわたしには丁度良い。
グループによってはもっと少ないところも、多いところもあるが、
我が隊でわたしが望む人数は、15人だ」

わたしは黙っていた。

「我々の一員になりたいか?」

「ええ!なりたいです!」

「ほどいてやれ」 とヴェルナが指示した。

喉元から窒息のひもが外され、手首もほどかれた。

「立て」

わたしは立ち上がり手首をこすっていた。そして女たちも立ち上がった。

女たちは槍を置き、弓とえびらを肩から外した。

木々を抜けて森のこの場所に、月明かりが漏れる。

ヴェルナはベルトからスリーンナイフを外し、わたしに手渡してよこした。

わたしはナイフを手にして立っている。

女たちは既に立ち上がり、体を少しかがめていた。みんな鞘からナイフを出していた。

「誰の場所を、取る?」 ヴェルナが尋ねた。

「え?」

「このうちの誰かか、このわたしか、死ぬまで戦うが良い」

わたしは首を横に振った。

「ナイフを使わずに、わたしが相手になっても良いぞ」 とヴェルナが言った。

「できない」 わたしは小声で答えた。

「わたしと戦え、カジュラ!」 とわたしをひもでつないでいた女がやじる。手にはナイフを持っている。

「わたしとだ!」 別の女が叫ぶ。

「わたしと戦え!」 更に別の女が叫ぶ。

「誰のポジションを取るんだ?」 とヴェルナが尋ねた。

女の一人が、手にしたナイフをギラつかせ、叫び声を上げてわたしのほうに飛び掛ってきた。

わたしは悲鳴を上げてナイフを捨て、ひざをついてしゃがみこみ、頭を抱えた。

「縛っておけ」 とヴェルナが言った。

また腕を後ろに引っ張られ、無慈悲にもひもで縛られた。
そしてまた首に窒息の首輪を留められたのだった。

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