ゴルの虜囚
ジョン・ノーマン
7. 北への旅(7)
ローラに到着するのに何日もかかりました。
運良く、わたしがターゴの鎖に繋がれてから2日以上経たずに、ローラからコ=ロ=バへと南東に向かう、ボスク荷車の隊商に出会いました。
ターゴは金を余分につけて奴隷娘を2人売り、荷車を2台とボスクを2頭ずつ購入しました。
水や食料と同じくらいの必需品です。ターゴは奴隷商人の装備品も購入しました。
展示の鎖、他のさまざまな鎖、奴隷のブレスレット、アンクレット、首輪、縛りの紐、焼き鏝、鞭。
ターゴがシルク、香水、櫛やブラシ、化粧品の箱も買ったと知って、もっと嬉しくなりました。大量の生地も購入しました。後にこの生地から、簡素な奴隷の服のカミスクを縫いました。荷車の中では、娘たちは通常服を脱がされて足首を横木に鎖で繋がれます。
タルン戦士に襲われたとき、娘たちは荷車から放され茂みの中に追い立てられました。カミスクはターゴのほとんどの物と共に燃えてしまいました。
カミスクは四角い布で、頭を通す穴が切られていて、ポンチョのようなものです。ふちは普通、ほつれないようにかがってあります。ターゴの指示の下、娘たちは幸せそうにカミスクの裁縫をしました。わたしが聞いたところによると、カミスクは膝丈が普通です。でもターゴはかなり短くさせました。わたしは裁縫を習ったことがありませんでしたから、わたしのは下手でした。ターゴは長さに納得せず、もっと短くさせて、ラナや他の娘のより短くなってしまったの!
でも鞭を打たれたことを忘れていなかったので、ほかのは望みませんでした。わたしは鞭をひどく恐れていました。そしてみんなと同じようにカミスクを着ました。カミスクは一頃、鎖をベルトにしたそうです。でもわたしが個人的に見たり、与えられたものは、黒か茶色の縛りの紐をベルトにしていました。その代わり時々、長くて細い皮ひも、<縛りの革>が使われます。
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訳者の言い訳と解説
第7章は”I, with Others, am Taken Northward”.
Othersって<他者>だと思ってたらこの章にはまだ<他者>でてこないんだった・・・・・・。
痛恨の翻訳ミス。
動揺のあまり(?)良い見出しが思い浮かばないので後でまた変更します。
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